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2008年11月19日 (水)

『年収防衛』森永卓郎

『年収防衛』大恐慌時代に「自分防衛力」をつける(森永卓郎氏著)
氏の本は何冊か読だが、読んだ中ではこの本が一番良い。
リーマン・ブラザーズ破綻以降、「世界経済が今どうなって、これからどうなるか」について、私にとっては誰より腑に落ちる考察がされている。

主張は『年収300万円時代を生き抜く経済学』などと基本的に変わらない。
ただし、今までの氏の一貫した主張の蓄積と経済的惨状がドンピシャ重なっており、2008年の今読むと強烈な説得力がある。

また、この本はある意味清々しい構成となっている。
序文の「はじめに」2ページ余りに本書の結論が述べられており、最初の1章にその理由が述べられている。残りは傍論(生活防衛のハウ・トゥ)で目新しいものはない。
本屋の立ち読みでも間に合ってしまうほどだ。

だからといって、この本の価値は下がらない。
「はじめに」は、製造業に勤める私にとって胸のすく卓見であり、今の大混乱を乗り切る指針になり得る。

「これからやってくる時代は、まじめに普通に働いている人たちが、主役になれる世の中だからです」
(「はじめに」より)

一読すると共産党のキャッチコピーのような文言だが、一読すればその含意がわかる。

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